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今回は、アニメ【ユーリ!!! on ICE】(ユーリオンアイス)の名言を紹介します。
フィギュアスケートをテーマにしたアニメで、主人公の勝生勇利(かつき ゆうり)と、ユーリ・プリセツキーが成長していく姿を描いています。
特にこの”ふたりのユーリ”のコーチ、「ヴィクトル・ニキフォロフ」と「リリア・バラノフスカヤ」が語った言葉はふたりにとって大きな支えとなっています。
そこで今回は、ふたりのユーリをはじめ、選手を支えるコーチたちや個性豊かな登場人物たちの名言をまとめました。
1話から順に紹介していますので、好きなところからぜひご覧ください。
みなさんのお気に入りの名言が見つかると嬉しいです。
#ネタバレを含みます。
⛸テレビ朝日(関東ローカル)にて
#yurionice TVシリーズ再放送中⛸❄️第11滑走&最終滑走❄️
「超超がんばらんば!!グランプリファイナルSP」
「超超超がんばらんば!!!グランプリファイナルFS」
2019年12月21日(土)25:35~ 放送!!!▼最新情報は番組表をご確認下さい▼
pic.twitter.com/ib6QNnXWJb http://tv-asahi.co.jp/bangumi/— TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」 (@yurionice_PR) December 19, 2019
- 「ユーリ オン アイス」の紹介と名言
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第1話 ユーリとヴィクトル登場‼
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第2話
- そういうセリフは、今まで言うこと聞いてきた人間が言え! (ヤコフ・フェルツマン)
- 自分が一番と思っている男に、コーチなんぞ務まる訳がなーい! (ヤコフ・フェルツマン)
- なぜ? 試合に勝ってもないのに (ヴィクトル・ニキフォロフ)
- 4回転なしで優勝したら、ヴィクトルの振り付けしたプログラム、俺にちょうだい! (ユーリ・プリセツキー)
- 勇利の強さは、不安なときに他人を気にせずに練習できる環境 (ミナコ)
- まだ見たことない勇利くんを引きずり出してほしい (西郡優子)
- 子ブタちゃんを王子様に変える魔法だね (ヴィクトル・ニキフォロフ)
- 自分で自分のイメージを決めるとか、よく言えるね。 (ヴィクトル・ニキフォロフ)
- ヴィクトルと、かつ丼食べたい (勝生勇利)
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第3話
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第4話 リリア登場‼
- どの子?気に入らなかったら帰るわよ (リリア・バラノフスカヤ)
- フリーのプログラムは私が振り付けます。まず、あなたの目標を決めました。今シーズンのプリンシパル、いいえプリマになりなさい。魂を売ってでも勝ちたいのなら (リリア・バラノフスカヤ)
- 魂売ったぐらいで勝てんなら、この体ごとあんたにくれてやるよ (ユーリ・プリセツキー)
- もっと自分を捨てなさい!過去の自分はしにました。何度でも生まれ変われる人間が強いのです (リリア・バラノフスカヤ)
- 僕は、ずっと憧れてたんだ。僕のいやな所見せたくなくて、無視したり・・・ 全部スケートで返すから (勝生勇利)
- そうよ、ユーリ。美しいわ (リリア・バラノフスカヤ)
- 俺はこの容姿でいられる時間が短いんだ。いま利用できるもんは全部つっこんで、ぜったい勝つ! (ユーリ・プリセツキー)
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第5話
- 全力でオレを誘惑しろ。オレを魅了する演技が出来れば、ここにいる全員が勇利に夢中になる。いつも練習で言ってるだろ? (ヴィクトル・ニキフォロフ)
- そう、あたしは男を虜にする、魔性のかつ丼! (勝生勇利)
- 勇利くんに黒歴史なんか一個もなかです! ずっと憧れて追いかけてきたおいの事ば、バカにせんでください‼ 明日のフリー、おいは全力で滑りきります。勇利くんも全力で勝負してください! 手抜いたら承知せんぞ! (南健次郎)
- 他人のモチベーションを上げられない人間が、自分のモチベーションを上げられるのかい? (ヴィクトル・ニキフォロフ)
- 最初負けたくないって気持ちで必死だったけど、途中からなんかすごく楽しくなってきてよく覚えてないんだ (勝生勇利)
- 初めて自分から繋ぎとめたいと思った人、それがヴィクトルです。その感情に名前はないけど、あえて愛と呼ぶことにしました! 愛を知って強くなった僕を、グランプリファイナルの金メダルで証明します! (勝生勇利)
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第6話
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第7話
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第8話
- この大会の主役は俺だ (ユーリ・プリセツキー)
- キミと仲良くするメリットって何かある? (イ・スンギル)
- アウェイに飲み込まれる前に!こっちから飲み込んでやる! (勝生勇利)
- 世界中の人が僕の勝利なんて望んでいないかもしれない。そう思うとゾクゾクする。この世界を変えられるのは僕だけだ! (勝生勇利)
- 練習してきたことは裏切りません。いいですか? 自信を持って…… (リリア・バラノフスカヤ)
- こっちだってあの時の屈辱から血のにじむような努力してきたんだよ。俺に足りないのはただただ経験だけだ (ユーリ・プリセツキー)
- こんな危険なこと誰もやらないだろ。それを成し遂げるのは、そう! 俺がキングだからだ! J.J.は立ち止まらない。というか立ち止まることができないんだ! (ジャン・ジャック・ルロワ)
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第9話
- ヴィクトルがいない今、優勝するのは俺しかいない (ユーリ・プリセツキー)
- じゃなきゃ、J.J.や勇利に勝てねえだろ (ユーリ・プリセツキー)
- 美しく舞なさい。美しさは圧倒的な正しさ。強くても美しくなければ意味がないわ。 (リリア・バラノフスカヤ)
- 4回転を3本入れてくるカツ丼と4本入れてくるJ.J. あいつらに勝つにはノーミスは必須! もうあんな負け方したくねえ (ユーリ・プリセツキー)
- ヴィクトルが今まで僕に教えてくれたこと。無駄だったなんて思われたくない。勝って証明するしかないんだ。ここで負けたら全てが終わり (勝生勇利)
- このプログラムを僕より魅力的に滑れる人間はどこにもいないんだ。ヴィクトルと僕で作ったこのプログラムを世界で1番愛しているのは僕だ。まだ終わりじゃない、終わりはヴィクトルと金メダルを取ってから終わる (勝生勇利)
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第10話
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第11話
- パーソナルベストを出してもJ.J.には勝てない。勝つためにどこまで限界を責められるかが、ファイナルを戦い抜く僕のモチベーションになるんだ。ヴィクトルだって見たいでしょ? 僕がGOE+3の4回転フリップおりたとこ! (勝生勇利)
- 勇利はもう自分で決めたことを迷ったりしない。それなのに俺の方が心臓破裂しそうだ (ヴィクトル・ニキフォロフ)
- いつだって新しい気持ちで走っていればみんな驚いてくれる。新しい強さは自分で作り出すしかない。ずっとそう思ってた。今は勇利を通して新しい感情が俺のなかになだれ込んでくる。勇利に与えるべきものはなんだろう (ヴィクトル・ニキフォロフ)
- 守るべき過去は何もない。ここがはじまりだから。真っ白なキャンバスに誰も見たことない絵を描く子どもみたいに。ワクワクしなきゃ勿体無い! (ピチィット・チュラノン)
- 彼はたくさんの出会いの中、愛の入り口を感じたのではないかと思います。自分を支える愛は何なのか、探している時こそ人間は輝きます (リリア・バラノフスカヤ)
- ヴィクトルのいない初めてのシーズン。正直つまらないけど、だからこそ特別な試合にしてやるさ。ヴィクトル、そこで見てな。 (クリストフ・ジャコメッティ)
- 追いつけない環境と圧倒的な才能。この人たちに出来ないことを見つけなきゃ、一生勝てない。正しい道を選ぶことが全てではない (オタベック・アルティン)
- これが・・・ファイナルの魔物・・・J.J.は絶対に諦めないぜ! もちろん、俺は挑戦する方を選ぶ! (ジャン・ジャック・ルロワ)
- 「ユーリ オン アイス」名言集! 第12話
- あんなに怒ったのは初めてだった…。まさに…翼の折れたJ.J.…。やめろ…! 拍手される価値なんて今の俺にはない。(ジャン・ジャック・ルロワ)
- 勇利。よく聞いて。これは今言うべきかすごく迷ったが、世界選手権5連覇の俺が休んでまでコーチしたのに、今まで金メダル1つ取れないってどういうこと? いつまで予行練習やってるつもりだい? (ヴィクトル・ニキフォロフ)
- 僕の中にいるヴィクトルを見てて。ヴィクトルがコーチになってくれたことは無駄じゃない。それを証明できるのは世界中で僕しかいない (勝生勇利)
- ふたりのユーリに俺の記録を抜かれたのは、振付師兼コーチとしては最高に嬉しいが、競技者としては最高に面白くないね (ヴィクトル・ニキフォロフ)
- 今こそお前の舞台に駆け上がるときだ。全世界がお前を待っている。お前が何を望んでいたか忘れるな今こそ出発する時だ。お前の夢を満たせ、お前だけがそれを実現できるのだ。 (オタベック・アルティン)
- 金メダル取れたら辞めんのか。ヴィクトルの点超えられたら他はどうでもいいのか。ふざけんな。ぶたに食わせる金メダルはねぇ! おまえの記録はいつか絶対俺が抜く。今引退したら一生後悔させてやるよ。バーカ (ユーリ・プリセツキー)
- プリマからは遠ざかったけれど、あなただけの新しい美しさに進化したわね。 (リリア・バラノフスカヤ)
- 僕と一緒にあと1年競技生活、続けてください! 金メダル、絶対獲ります! (勝生勇利)
- 世界選手権5連覇くらいしてもらわなきゃ割に合わない (ヴィクトル・ニキフォロフ)
- まとめ
「ユーリ オン アイス」の紹介と名言
主人公の勝生勇利(かつき ゆうり)と、そのライバルユーリ・プリセツキーが、スケートの技術だけでなく、心の葛藤や人間関係を通じて成長していく姿を描いています。
友情や愛、新たな自分を発見する過程は、私たち視聴者に深い感動を与えてくれます。
特に、世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフの言葉は、ふたりのユーリにとって重要な支えとなっています。
またユーリのコーチ、リリア・バラノフスカヤは登場回数が少ない中、その発する一言が胸に刺さり、勇気づけられました。
それでは、魅力的なキャラクターたちの放つ言葉と背景をみていきましょう。
「ユーリ オン アイス」名言集! 第1話 ユーリとヴィクトル登場‼
男子フィギュアスケーターの本田武史さんが解説に登場している第1話!
勇利とユーリが出会い、そしてヴィクトルが「コーチになる」と現れたことにより、物語が大きく動き始めます。
全部自分のせいなんだけど…… (勝生勇利)
私もよく言ってしまう言葉なので、なんだか勇利の気持ちがわかるなあと共感してしまいました。
初出場したグランプリファイナルで最下位に終わり、受け止めきれない様子です。
自分のせいだと言って落ち込んでいる勇利をみて、相当なプレッシャーだったろうなと思いました。
グランプリファイナルに出ることだけでも凄いことなんですよね。
この後、お母さんに電話して涙するシーンは、忘れられません。
ユーリは二人もいらない。才能ないやつはさっさと引退しろ! バーカ‼ (ユーリ・プリセツキー)
ユーリ・プリセツキーの登場シーンです。
初対面のユーリにここまで言われる筋合いはないのになと思いましたが、理由がありました。
ジュニアグランプリを優勝し、来年からシニアデビューを控えているユーリ。
同じ名前と独特のステップを持つ勇利のことを密かに注目していました。
しかし、メンタルの弱さからいつもの滑りができなかった勇利を見て、自分が魅力を感じていただけに、悔しかったのだと思います。
記念写真? いいよ♪ (ヴィクトル・ニキフォロフ)
ヴィクトルとの初会話シーンです。
勇利にとっては憧れの選手で、グランプリファイナル出場という対等な立場で会えるはずでしたが、勇利のメンタルが弱っていたため、話すことができませんでした。
誰に対しても、にこやかに接するヴィクトルに王者の風格が現れていますね。
今は一人で滑りたかとやろ? あたしが守ってやるけんね (西郡優子)
西郡優子(にしごおり ゆうこ)は、勇利の2つ年上の元リンクメイトです。
勇利と共にヴィクトルのファンで、幼い頃は一緒にヴィクトルのプログラムを真似して滑っていました。
自分を理解してくれ、本音を話せる人がいることは、勇利にとって良いことだなと思います。
今日から俺は、おまえのコーチになる。そしてグランプリファイナルで優勝させるぞ (ヴィクトル・ニキフォロフ)
優子に、ヴィクトルのプログラムの完コピを披露しますが、優子の娘たちがネットにアップしてしまいます。
世界中で拡散されて、それを見たヴィクトルが日本にやってきました。
突然のことで勇利はびっくりしていましたが、この力強い言葉は傷心の勇利にとって、とても大切で、勇気をもらえたと思います。
同じフィギュアスケート漫画「メダリスト」の明浦路 司コーチも同じことを言っていました。
「どちらを選んでも、俺は必ず優勝へ導くから」
「あなたを誰が見てもスケートの天才だって思うくらい上手な選手にする。
そして、誰もが勝利にかけたくなるようなスケート選手にするよ!」などの言葉は、選手を信頼しているからこそ出る言葉ですし、私を信じてついてきてという気持ちが込められていると思います。
そして、そう言われた選手はこの人なら信頼できると思うのではないでしょうか。
漫画「メダリスト」の明浦路 司の名言をまとめた記事もありますので、良かったらご覧ください。

「ユーリ オン アイス」名言集! 第2話
勇利のもとにきたヴィクトルを、連れ戻そうとユーリもやってきた第2話。
世間では「日本の勝生勇利が、ヴィクトルのプログラムを滑っている動画を見て雷のようなイマジネーションを受けたことでコーチを決めた」と大騒ぎになっていたのです。
どちらがヴィクトルにコーチをしてもらうかをかけて、勝負が始まります。
そういうセリフは、今まで言うこと聞いてきた人間が言え! (ヤコフ・フェルツマン)
ヤコフ・フェルツマンは、ヴィクトルとユーリのコーチです。
ヴィクトルが今後の進退を決めるため、一年間休養して日本へ行くことを心配し、反対していました。
リンクを離れると現役に戻れなくなると考えていたからです。
ヴィクトルは27歳で、勇利は23歳です。
勇利が引退かと騒がれていたことを考えると競技人生は短く、ヴィクトルにとって、時間が残されていないということがわかります。
しかし、ヴィクトルはヤコフの静止も聞かず、勇利のコーチをするために日本にやってきました。
シリアスなシーンかと思えば、ヤコフのこの言葉にクスッと笑ってしまいました。
このヤコフの言葉から、ヴィクトルが今まで言うことを聞かなかったやんちゃ者だということが分かりましたね。
自分が一番と思っている男に、コーチなんぞ務まる訳がなーい! (ヤコフ・フェルツマン)
ヴィクトルを心配しての言葉だと思います。
コーチは選手を一番に考えなければなりません。
それは、一旦自分を捨てることもあります。
ヤコフは、それはヴィクトルにはできないし、やったら本当に選手に戻れないと考えていたからだと思います。
なぜ? 試合に勝ってもないのに (ヴィクトル・ニキフォロフ)
4回転なしで優勝したら、ヴィクトルの振り付けしたプログラム、俺にちょうだい! (ユーリ・プリセツキー)
4回転は身体の成長のために良くないと、禁止されていたユーリでしたが、言うことを聞かず怒られます。
勇利の強さは、不安なときに他人を気にせずに練習できる環境 (ミナコ)
ミナコは、勇利のバレエ教室の先生です。
「天才じゃないけど、練習環境は世界一恵まれていた」とも話す、ミナコ先生。
メンタルが弱い分、それを補うために練習していたんだなと思います。
勇利のように環境が整っていても、練習に取り組む姿勢によっては宝の持ち腐れです。
勇利は努力できる人なのだと新ためて感じました。
まだ見たことない勇利くんを引きずり出してほしい (西郡優子)
勇利は実はすごく負けず嫌いだと、ヴィクトルに教えます。
優子の夫、豪もここで終わってほしくないと言います。
地元で小さい時から支えてくれていた人達の想いが分かる、私の好きなシーンです。
子ブタちゃんを王子様に変える魔法だね (ヴィクトル・ニキフォロフ)
ヴィクトルは勇利のスケートを見てコーチになろうと日本にきましたが、当の勇利は、なかなか心を開いてくれません。
勇利はびっくりして現実が受け止めきれないのと、ヴィクトルの距離感が掴めていないだけだと思いますが。
いろいろな話を聞いて、勇利の人となりを理解し、コーチとしてどう指導していくかイメージできた言葉だと感じました。
勇利のイメージを大きく変化させようと思ったのではないかと思います。
自分で自分のイメージを決めるとか、よく言えるね。 (ヴィクトル・ニキフォロフ)
ヴィクトルは、みんなを驚かせるためには、真逆のことをしないといけないと言います。
みんなをビックリさせることをモットーとしているからです。
この言葉を聞いて、固定観念にとらわれてちゃダメなんだ、新しい挑戦をしてこそ成長があるのではないかと感じました。
自分はこういうイメージだからと決めつけてしまうと、自分の成長を止めてしまうこともあるんだなと思いました。
ヴィクトルは「君たちは無個性で凡庸だ」と、笑顔で厳しいことを言い「観客からしたら子ブタちゃんと、子ネコちゃんだ」と言います。
ヴィクトルはよく人を見ているし、厳しい言葉もかけて成長を促そうとしているところをみると、実はコーチに向いてるんじゃないでしょうか。
ヴィクトルと、かつ丼食べたい (勝生勇利)
ふたりのユーリは、ヴィクトルが振り付けた曲で勝負をすることになりました。
2つの曲は、対極的なアレンジがされていて、テーマは「愛について」です。
「愛」について考えたことのない二人がどんな演技を見せてくれるのか、ヴィクトルも楽しみのようです。
ユーリは、勝ったらヴィクトルには国に帰り、自分のコーチになるように願います。
一方勇利は、勝ったらヴィクトルとかつ丼が食べたいとお願いしました。
できたらご褒美がほしいのはみんな一緒ですね。
だから頑張れるものです。
「ユーリ オン アイス」名言集! 第3話
ヴィクトルが振付けた対のテーマの2曲で、いよいよ対戦する第3話。
ヴィクトルのコーチとしての才能が開花します。
それぞれの言葉に込められた意味を見ていきましょう。
勝てるスキルがあるのに、なぜ発揮できない? (ヴィクトル・ニキフォロフ)
勇利はこの言葉に対して、「自分に自信がないから……」と答えます。
ヴィクトルの、心に突き刺さる言葉にハッとさせられました。
そしてヴィクトルは、「勇利に自信を持たせるのが、俺の仕事だよ」と言います。
自分を信じてついておいでと、全てを受け止めてくれそうな言葉に、勇利も前向きになれたのではないかと思います。
寺かな (ヴィクトル・ニキフォロフ)
ユーリが、ヴィクトルのやっている通りにしてもダメ出しされてしまいます。
欲が全面に出すぎていて、自信を持つことはいいことだけど、この曲では見せつけるべきではないと言われます。
真似しているだけではだめなんだなあと思いました。
ヴィクトルも言葉では説明できず、フィーリングだと言います。
そして、言語化するなら「寺」「滝」と例えました。
ヴィクトルもまだ答えを出せていない、感覚や雰囲気で探っているテーマなんだろうなと思います。
ユーリは座禅や滝行をして「無償の愛」を探します。
滝に打たれながら、フィギュアスケートの話を聞いてくれたおじいちゃんを思い出し、ユーリにとっての「愛」はおじいちゃんだと感じとりました。
ちょっぴり寂しいシーンですが、ユーリにとっておじいちゃんが本当に大切なんだなと思いました。
僕、すっごい美味しいかつ丼になるんで、しっかり僕だけを見ててください (勝生勇利)
テーマの愛について考えた勇利は、「かつ丼」だという考えにたどり着きます。
この言葉に対してヴィクトルは、「かつ丼大好きだよ」と伝えます。
曲の解釈が、勇利とヴィクトルで違うようなのですが、勇利の解釈と気持ちを全面的に受け入れていて、ヴィクトルはいいコーチだなと思いました。
お帰りーーじゃねえよ。今まで見たことない勇利だったろ (西郡豪)
西郡豪(にしごおり たけし)は、優子の夫で勇利の元リンクメイトです。
幼い頃からの幼馴染として、嬉しさがあふれ出ている言葉だと思います。
あんな美味しそうなかつ丼、初めて見たよ。素晴らしい~ (ヴィクトル・ニキフォロフ)
勇利にとって、一番言ってほしい言葉だったと思います。
人間、頑張ったことをまずは受け止めてほしいものですから。
でも、この後ヴィクトルに超絶早口でダメ出しをされるところは面白くて笑ってしまいました。
考えを受け入れて褒めるところは褒めて、指導するところもしっかり伝えていて、やっぱりヴィクトルはコーチに向いてるなと思いました。
聞かなくたってわかるだろ。…あんな……。ヤコフのところで俺は続ける。勘違いするな。ファイナルで優勝するのは俺だ。 (ユーリ・プリセツキー)
勇利の演技に魅了されているヴィクトルを見て、自分は負けたんだと悟り、結果を聞かずに帰ろうとします。
ユーリ、悔しくて悲しいそうでしたね。
”悔しさをバネに”とよく言いますが、悔しくて落ち込んでも次の行動に移そうとするところがユーリのいいところですね。
そして、負けて泣くような奴と思っていた勇利への印象が、変わった場面でもあると思います。
以前から勇利のステップに興味を持っていたので、いいライバルが出来たと感じ、負けられないと強く思ったのではないでしょうか。
「ユーリ オン アイス」名言集! 第4話 リリア登場‼
ユーリが国に帰り、シニアデビューに向けて気持ちを新たにする第4話。
勇利はヴィクトルと、ユーリはリリア・バラノフスカヤと活動を始めます。
リリアは、元バレエのプリマ(バレエの最高位の称号)で、ユーリに対して厳しい指導を行いながらも、彼の成長を心から願っています。
リリアのもっとも有名な名言が登場する第4話をみていきましょう。
どの子?気に入らなかったら帰るわよ (リリア・バラノフスカヤ)
私は第一印象、カッコ良くて怖いと感じました。
そんな印象のリリアを「誰?このおばさん」と一掃したユーリ、面白かったです。
フリーのプログラムは私が振り付けます。まず、あなたの目標を決めました。今シーズンのプリンシパル、いいえプリマになりなさい。魂を売ってでも勝ちたいのなら (リリア・バラノフスカヤ)
「プリンシパル」は、男女ともになれるバレエの主役級の階級を表しています。
「プリマ」は女性の最高位のダンサーで、象徴的な意味も持っています。
リリアはユーリに、プリンシパルではなく、プリマになりなさいと言いました。
つまり、シーズンの象徴的存在になること、そして男性としてではなく女性としての演技をして頂点を目指しなさいと言ったのだと思います。
あなたを最高位に立たせてあげるから、私についてきなさいと言っているように感じました。
リリア、カッコいい~。
魂売ったぐらいで勝てんなら、この体ごとあんたにくれてやるよ (ユーリ・プリセツキー)
気に入らなかったら帰ると言っていたリリアでしたが、この言葉を聞いて指導することを決めます。
ユーリは気合が入っていますね。
第3話で、勇利に負けてから、嫌いだった練習も頑張っている様子でした。
私はユーリのこの言葉が好きで、気に入っています。
自分の負けを認めて受け入れ、そこから勝つためにどうすればいいのかを考えているんだろうなと感じるからです。
また、簡単に勝てる相手ではないから悩んでいるということも伝わってきますね。
だからこそユーリは強くなると思いました。
もっと自分を捨てなさい!過去の自分はしにました。何度でも生まれ変われる人間が強いのです (リリア・バラノフスカヤ)
リリアと言ったら、この名言ですね!
何度でも生まれ変われるという言葉が、胸に刺さります。
リリアは厳しくとも、成長させるための言葉をくれますね。
僕は、ずっと憧れてたんだ。僕のいやな所見せたくなくて、無視したり・・・ 全部スケートで返すから (勝生勇利)
自分に自信が持てるようになって、前を向き始めましたね。
自分は弱くてダメだと思っているから、嫌なところを見せたくなかったのだと思います。
この後の、「踏み込んだ分だけ踏み込んでくれる」「踏み込むのを怖がってちゃダメだ」という勇利の言葉も良かったですね。
少しずつ信頼関係を築いていっていますし、勇利の心にも変化が起きてのが伝わってきます。
そうよ、ユーリ。美しいわ (リリア・バラノフスカヤ)
容姿が美しいだけではなく、心も上を目指し輝いて見えたのだと思いました。
リリアがユーリに言った「プリマになりなさい」という目標を見事に達成しようとしています。
ユーリも完成間近です。
ふたりのユーリの対決にワクワクしますね。
俺はこの容姿でいられる時間が短いんだ。いま利用できるもんは全部つっこんで、ぜったい勝つ! (ユーリ・プリセツキー)
かっっこよーー!
皆さんそう思いましたよね。
私だけではないはずです。
そして、「この容姿でいられる時間が短い」という言葉は、ドキッとしますよね。
強く美しくありたいという思いが伝わってきます。
「ユーリ オン アイス」名言集! 第5話
グランプリファイナルへ向けて予選大会が始まりまる第5話。
昨年の全日本選手権大会上位の南 健次郎も出場しています。
勇利はメンタルの弱さから、失敗を繰り返した記憶があり、いつも以上に緊張しているようです。
そしてヴィクトルは、コーチお披露目試合ということで、スーツで登場!
温度差のある雰囲気ですが、どうなるでしょうか。
数々の名言が登場する第5話を見ていきましょう。
全力でオレを誘惑しろ。オレを魅了する演技が出来れば、ここにいる全員が勇利に夢中になる。いつも練習で言ってるだろ? (ヴィクトル・ニキフォロフ)
緊張を解くために言った言葉ですが、こんなイケボで言われたら、ますます緊張してしまう気がするんですが…。
でも、そこはちょっと違った感性を持つ勇利なので、「思い出すんだ、いつもの練習通りに…美しいかつ丼に僕はなる!」となる訳です。
この解釈のズレもひとりひとり違うんだと思うと面白いですよね。
そう、あたしは男を虜にする、魔性のかつ丼! (勝生勇利)
魔性のかつ丼って(笑)
勇利の今シーズンのショートプログラムのテーマが「愛」=「かつ丼」なので(笑)
かつ丼のことを考えていた前半は、いい演技ができていましたが、後半ジャンプのことを考えているうちに魔性のかつ丼はどこかへ…。
観客は魅了し、自己最高得点を出しましたが、ヴィクトルは納得いかなかったようですね。
勇利くんに黒歴史なんか一個もなかです! ずっと憧れて追いかけてきたおいの事ば、バカにせんでください‼ 明日のフリー、おいは全力で滑りきります。勇利くんも全力で勝負してください! 手抜いたら承知せんぞ! (南健次郎)
ずっと追いかけてきた自分の憧れを悪く言われたら嫌な気持ちになりますよね。
そして南は、否定されたことにより、宣戦布告します。
勇利は自信が持てないでいるから、自分にファンがいる訳がないと思っていたのかなと感じました。
自分を憧れてくれている人に塩対応な勇利、ひどいですね。
他人のモチベーションを上げられない人間が、自分のモチベーションを上げられるのかい? (ヴィクトル・ニキフォロフ)
南のことが気になる勇利ですが、”自分のことに集中しないと”と、南の視線をプイッと無視してしまいます。
ヴィクトルは「勇利には、がっかりしたよ」と立ち去ってしまいました。
勇利には、自分に自信が持てないだけでなく、人として足りないことがあるのだと教えようとしたのかなと思います。
フィギュアスケートは、競技中はひとりで滑りますが、チームスポーツのようにお互いに切磋琢磨して、高め合うスポーツなのだと感じました。
南の滑走直前に、勇利は「南くん、がんばーーー!」と応援します。
ヴィクトルに憧れずっと追いかけてきた自分と南を重ねたのでしょうね。
勇利は他人にあまり関心がなかったようですが、他人をみて自分を振りかえるいいきっかけになったと思います。
最初負けたくないって気持ちで必死だったけど、途中からなんかすごく楽しくなってきてよく覚えてないんだ (勝生勇利)
南の宣戦布告にライバル意識丸出しだった勇利でしたが、無意識のうちに自分のスケートが出来ていたようですね。
勇利は「今まで滑ってきた中で一番楽しかった」と言っていることからも、スポーツは楽しんでこそ、実力を発揮できるのだと思いました。
初めて自分から繋ぎとめたいと思った人、それがヴィクトルです。その感情に名前はないけど、あえて愛と呼ぶことにしました! 愛を知って強くなった僕を、グランプリファイナルの金メダルで証明します! (勝生勇利)
おどおどした勇利ではなく、はっきり自分の気持ちを語っていて、成長を感じましたね。
今シーズンのテーマ「愛」とは、分かりやすい恋や愛ではない。
ヴィクトルとの絆や家族や地元に対する微妙な気持ち、ようやく自分の周りにある愛のようなものに気づけたことで、新しい勇利を表現したいと語りました。
自分一人で滑っているのではないと思えるようになった勇利は、きっと強いと思います。
それにしても、”地元に対する微妙な気持ち”って笑ってしまいました。
この会見をテレビの前で見ていた地元の人たち。
自分たちは微妙だったんだ…というシーンがとても切ないです。
「ユーリ オン アイス」名言集! 第6話
いよいよグランプリシリーズが開幕する第6話。
実際のテレビ放送と同じロゴマークと動画で始まり感動しました。
続々とライバルが登場します。
勇利が出場するのはシリーズ第3戦です。
コーチごっこして遊んでいるお前を見てるとヘドが出る (ヤコフ・フェルツマン)
勇利のインタビュー中、通りかかったヤコフに「火鍋食べない?」と話しかけます。
自由人全開で笑ってしまいました。
一方ヤコフは「次に話しかけるのは、現役復帰したいと懇願するときだけにしてくれ」とピリピリしたムード。
しかしヴィクトルは「ヤコフ食べないってー」と全く気にしていない様子です。
さすが大物ですね。
ヴィクトルをひとり占めした罪は重いよ (クリストフ・ジャコメッティ)
クリスは、昨年のグランプリファイナル銀メダリストです。
ヴィクトルに「君がいないんじゃ、モチベーション上がんないよ」と言います。
クリスのコーチや他の選手たちにも話しかけられ、ヴィクトルがいかに人気があったか、復帰を期待されているかが伝わるシーンです。
この言葉が勇利にプレッシャーを与えたと思います。
いろんな人がこの曲で滑ってきたけど、今日で僕が塗り替えてみせる。この曲は僕のものだ! (ピチット・チュラノン)
観客からも手拍子がおこり、楽しそうに滑っているのがわかります。
観客の反応からも、もうすでにピチットくんの曲になっていましたね!
自信に満ち溢れていて楽しんでいるのが伝わるので、観客も楽しくなったのだと思います。
世界からヴィクトルを奪った男として思いっきり嫌われたい (勝生勇利)
ピチィットくんの演技を見て、勇利の気持ちが前を向きます。
勇利は「ヴィクトルを求めてる人は僕がどんな風に滑ったって納得しないだろう。
僕を応援してる人だって今まで通りじゃ納得しない。
それなら世界からヴィクトルを奪った男として思いっきり嫌われたい」と強く思っていました。
普通なら嫌われたくないと思うものですよね。
勇利のこの思考は、アドラーの「自由とは、他者から嫌われることである」「自由とは、他人の評価に左右されずに自分らしく生きること」という考え方と同じかなと思いました。
これは、人に嫌われることを望んでいるのではなく、「他人から嫌われたくないという思い」から解放されることで、自分のやりたいことができるという考え方です。
他人の評価にばかり気を取られていると、自分のやりたいことができなくなりますよね。
成長した勇利は、自信がついたことで自分らしく滑りたいと思ったのではないでしょうか。
絶対に僕から目を離さないで (勝生勇利)
ヴィクトルは、「勇利自身の魅力で戦える、もう充分イメージできてるだろ?」と言います。
コーチが選手を送り出す瞬間は、見ているこちらも緊張してしまいますね。
この言葉からも分かるように、自分の表現するものを見ていてほしいという意気込みが感じられました。
最初は笑われたっていい。不似合いだって思わせておけばいい。みんな本当は新しい僕を知りたいんでしょ (勝生勇利)
今までのメンタルの弱さが消え、自信が満ちあふれていると感じました。
去年までの勇利と全然違う姿を見せ、観客を魅了し、スタンディングオベーションを送ります。
完璧な演技を見せて、自己最高得点を出し、ショートプログラム首位発進しました。
「ユーリ オン アイス」名言集! 第7話
グランプリシリーズ、ショートプログラムに続き、フリースケーティングの第7話。
首位発進したものの、追われることに慣れていない勇利は、プレッシャーに押しつぶされそうです。
十分な睡眠が取れず、目の下にはクマができています。
こんな状態で目標とする演技ができるのでしょうか。
氷を降りて、守るものができるなんて、ヴィクトルらしくないよ (クリストフ・ジャコメッティ)
「氷の上で生きていく…ヴィクトルも俺と同じだと思ってたよ…ずっと」と語るクリスは、とても淋しそうですね。
「勇利は、ヴィクトルを越えられない。
だから自分が優勝して、ヴィクトルを氷の上に連れ戻す」という思いを胸に滑りました。
勇利を見くびっているようですね。
憧れのヴィクトルを破って優勝することを目標にしてきたことが出来ない悔しい気持ちと、ヤキモチが混ざっているように感じました。
次に君が僕の隣にくるときは僕が真ん中に立つ。信じてる (クリストフ・ジャコメッティ)
10年前にヴィクトルと出会い、その背中を追いかけてきました。
そして、憧れのヴィクトルを破り勝利することを目標としてきたクリス。
自分の目標を達成するためには、ヴィクトルをリンクに連れ戻さなければなりません。
クリスは、自分の演技に自信があり、今確実に連れ戻せると確信しているからこそ出た言葉だなと思います。
誰の真似でもない!僕にしかできないこと! (ピチィット・チュラノン)
自分よりも評価点の高い、クリスと勇利を超えるには、後半のジャンプで加点を狙わなければならない状況なのです。
しかし、ピチィットくんは諦めません。
グランプリシリーズに出場するほどの選手ならば、練習すれば誰でもできるであろうことを、真似できないレベルまでにするんだという気持ちが感じられて感動しました。
選手の心はガラスのように壊れやすい…。 壊れやすいなら、いっそ一度、粉々に壊してみるか (ヴィクトル・ニキフォロフ)
ライバルたちが次々といい演技を見せ、大歓声が聞こえます。
そんな中、今にもプレッシャーに負けそうな表情の勇利を見て、ヴィクトルは何と声をかければいいか悩みます。
コーチとしての経験が無く、どうしたらいいかわからないため、このような極端な考えになったのだと思います。
本番直前の”壊してみるか”発言に、なぜそうなる?と思った視聴者も多いはず。
そして、壊すためにこう告げます。
「もし勇利がこのフリーで失敗して表彰台に上れなかったら…俺は責任取ってコーチを辞める」
この言葉に勇利は大号泣して、心はズタズタにされました。
そりゃそうですよ。
かなりのプレッシャーと戦っている時にコーチが追い打ちをかけるなんて。
ヴィクトル、やってしまいましたね。
これに対し勇利は、自分が負けて自分だけが悪く言われるならいいが、コーチのヴィクトルまで悪く言われるのは嫌で不安だと本音を話します。
僕が勝つって僕より信じてよ! 黙ってていいから、離れずにそばにいてよ! (勝生勇利)
このシーンは、何度見ても泣けますね。
ふたりの絆が深まった瞬間だと思います。
そして”離れずにそばにいて”は、昨年までヴィクトルがテーマにしていたものです。
ヴィクトルにとって、昨年のテーマが納得のいくものだったか分かりません。
第2話でヤコフが、ヴィクトルはモチベーションが上がるまで休みたいそうだと言っていたことからも、納得がいかずテーマを十分に消化できなかったシーズンではないかと思いました。
しかしこのヴィクトルの表情から「離れずにそばにいて」という意味を、勇利の言葉で初めて理解し、心に落とし込めた瞬間のような気がしました。
もっと強くなりたい。もっと強くなれる。僕はヴィクトルの想像を超えられる! (勝生勇利)
勇利は泣いたおかげで、すっきりした気持ちで、一つ一つ落ち着いて演技をしていきます。
最後は、この想いと共に、予定していなかったヴィクトルの代名詞であるジャンプ、”4回転フリップ”を飛びました。
転んでしまったものの、ヴィクトルを含め観客の想像を超えることとなり、大歓声が起こります。
勇利すごい!
ヴィクトルと出会い、こんなに成長したことに感動です!
「ユーリ オン アイス」名言集! 第8話
勇利とユーリが2度目の対決をする第8話。
母国に選手としてではなくコーチとして戻ってきたヴィクトルは、報道陣に囲まれた際、勇利のスケートに可能性を感じていると話します。
記者から「そこまで魅力的な勇利選手なら、自分も選手として戦ってみたいとは思いませんか?」と聞かれ、少し黙ってしまいます。
この質問は聞いてみたかった視聴者も多いはずですね!
ヴィクトルの進退も気になる中、ショートプログラムが始まります。
ふたりのユーリがどんな想いを胸に勝負をするのでしょうか。
この大会の主役は俺だ (ユーリ・プリセツキー)
ヴィクトルは報道陣に囲まれ、記者からの核心を突く質問をかわすために、通りかかったユーリに矛先をむけます。
自分が振り付けたユーリのショートプログラムを宣伝し、肩を組んでにこやかにアピールしました。
すかさずユーリに、いつまでもトップ気取りはやめろと言われます。
ユーリは反抗期真っ只中ですね。
憧れて大好きだったヴィクトルから離れ、自分がどうしたいかで悩んでいる反面、子ども扱いせず対等な立場として扱ってほしいとも思っているように感じました。
そしてヤキモチ全開です。
勇利勇利言ってんじゃねえ、俺を見ろってところでしょうか(笑)
キミと仲良くするメリットって何かある? (イ・スンギル)
スンギルは、フィギュアスケート一筋で、人付き合いをしないタイプのようですね。
このきつい一言に、自分が言われたようでグサッと刺さりました。
仲良くしたくないならそれでいいと思います。
そしてここまでハッキリ言われると何だか清々しいです(笑)
演技終了後のインタビューでは「観客の声援で演技が変わることはありません」とも語っています。
クールで冷たい印象のスンギルですが、自分でマンボの曲を熱望するほどスケートには情熱的でギャップがありますね。
アウェイに飲み込まれる前に!こっちから飲み込んでやる! (勝生勇利)
ヴィクトルコールに応えるヴィクトルのネクタイを掴み、自分を見ろと言わんばかりの態度を取ります。
ヴィクトルにとってはホームでも、勇利にとっては完全アウェイです。
しかも勇利は、”世界からヴィクトルを奪った男”です。
いつもなら、メンタル崩壊している頃。
メンタルの弱かった勇利が、こんなにも前向きに気持ちの切り替えが出来るようになるなんて、成長ですね。
世界中の人が僕の勝利なんて望んでいないかもしれない。そう思うとゾクゾクする。この世界を変えられるのは僕だけだ! (勝生勇利)
ヴィクトルは「期待されてないアウェイの方が燃えるタイプか」と感じ、新しい勇利の発見に目を輝かせます。
もともと負けず嫌いな勇利は、ヴィクトルと出会い、成長してきました。
ヴィクトルと共に世界を見据えていることがわかる言葉だなと思いました。
練習してきたことは裏切りません。いいですか? 自信を持って…… (リリア・バラノフスカヤ)
力強い言葉ですね。
バレエの最高位の称号を持つリリアが言うと、本当にそうなんだなと思わせてくれます。
でも、ユーリはリリアの声が耳に入ってきません。
緊張と、大好きなおじいちゃんが応援に来れないことを知ったからです。
完成するはずのプログラム「無償の愛」=「おじいちゃん」が未完成になってしまうことが頭から離れない様子です。
しかし、最高の演技をしたライバルの勇利とヴィクトルに笑顔で応援され、「お前らに応援されるほど俺は落ちぶれちゃいねえんだよ」と正気を取り戻しました。
こっちだってあの時の屈辱から血のにじむような努力してきたんだよ。俺に足りないのはただただ経験だけだ (ユーリ・プリセツキー)
ヴィクトルがどちらのコーチをやるかで勝負した日、負けた悔しさからヤコフもリンクメイトも驚くほど練習してきました。
ユーリのショートプログラムのテーマは、おじいちゃんからの惜しみない愛情をイメージしていますが、おじいちゃんが来れないことで、気持ちの整理ができていません。
そう、ユーリに足りないのは経験です。
まわりの高演技にイライラしてしまったり、気持ちの整理ができない未熟さですね。
こんな危険なこと誰もやらないだろ。それを成し遂げるのは、そう! 俺がキングだからだ! J.J.は立ち止まらない。というか立ち止まることができないんだ! (ジャン・ジャック・ルロワ)
世界で戦うにはこれくらいの自信がないといけないのでしょうね。
どんなことでもそうですが、気持ちが前に向いているときは自分の力が存分に発揮できるのだと思います。
少し個性的で暑苦しいところもありますが、J.J.のようなポジティブ思考が、私もほしいです。
「ユーリ オン アイス」名言集! 第9話
ショートプログラムが終わり、勇利は「愛」のテーマを完成させ、高得点を出して勢いにのっています。
しかし、ヴィクトルが急きょ不在でフリースケーティングに臨むことになる第9話。
まだショートプログラム「無償の愛」のテーマを完成させられずにいるユーリは、おじいちゃんの応援を受けてフリーで覚醒します。
ヴィクトルがいない今、優勝するのは俺しかいない (ユーリ・プリセツキー)
おじいちゃんが作ってくれるピロシキが大好きなユーリは、サプライズで作ってくれた「かつ丼ピロシキ」に感動します。
ユーリにとって「愛」とは、無償の愛をくれる存在のおじいちゃんなのだと確信しましたね。
おじいちゃんの応援を力に変え、改めて優勝をねらいます。
じゃなきゃ、J.J.や勇利に勝てねえだろ (ユーリ・プリセツキー)
本気が伝わってきますね。
ヤコフもリリアも驚き、身体を壊す可能性を示唆しますが、ユーリの気迫に圧倒されて何も言えません。
この負けず嫌いは、選手としてもとてもいいことだと思います。
美しく舞なさい。美しさは圧倒的な正しさ。強くても美しくなければ意味がないわ。 (リリア・バラノフスカヤ)
4回転を3本入れてくるカツ丼と4本入れてくるJ.J. あいつらに勝つにはノーミスは必須! もうあんな負け方したくねえ (ユーリ・プリセツキー)
ライバルの勇利だけでなく、新たにJ.J.というライバルも現れ、勝ちたいと強く思うユーリの覚悟の言葉です。
ユーリの、”勇利の呼び名”がどんどん変わっているのも面白いですよね。
今回は”カツ丼”呼びでしたね。
気迫が感じられる圧倒的なスケーティングで観客を魅了し、自己最高得点をたたき出します。
私は、リリアが涙を流していることに感動しました。
ヴィクトルが今まで僕に教えてくれたこと。無駄だったなんて思われたくない。勝って証明するしかないんだ。ここで負けたら全てが終わり (勝生勇利)
勇利にとってこの大会で4位以上に入らないとグランプリファイナルへは出場できません。
ヴィクトルとの師弟関係も解消され、別れがやってきます。
それだけは、どうしてもイヤだという想いがあふれていますね。
このプログラムを僕より魅力的に滑れる人間はどこにもいないんだ。ヴィクトルと僕で作ったこのプログラムを世界で1番愛しているのは僕だ。まだ終わりじゃない、終わりはヴィクトルと金メダルを取ってから終わる (勝生勇利)
本当に勇利の成長には感動しますね。
ヴィクトルがいなくて、メンタルダウンしそうになった状況でも冷静に考えて気持ちを上げることができています。
ヴィクトルは勇利に寄り添い共に歩んできたからこそ、勇利の自立を促し、心の成長につながったのかなと思います。
子育てと似ていて、自分の解釈と違う考えを持っていても、その子の考えを受け入れて伸ばす声がけをすることは大切です。
2人は共に考えて、時にはダメなところも隠さずさらけ出して一緒に成長してきました。
そういうやり取りをしてきたと感じるからこそ、勇利は自信を持てるのかなと思いました。
しかし、勇利のフリーはヴィクトルがいてこそ完成すると思うので、今後に期待したいです!
「ユーリ オン アイス」名言集! 第10話
ふたりのユーリの、グランプリファイナルが決定し、各選手が決戦の地バルセロナで息抜き&調整をする第10話。
ヴィクトル目線で語られる選手紹介から始まります。
フィギュアスケート最高峰の大会へむけての各選手の想いと共にみていきましょう。
ユーリ・プリセツキー! 美しくない言葉はやめなさい (リリア・バラノフスカヤ)
私生活から美しくあるよう指導されていますね。
気持ちがそのままスケーティングに出るので、普段の生活も大切なのでしょうね。
俺と友達になるのか。ならないのか (オタベック・アルティン)
以前一緒に練習会へ参加したことがある二人でしたが、ユーリは覚えていません。
オタベックはユーリを見て、「一度見たら忘れられないソルジャーの目をしている」と感じていました。
ユーリに声をかけたのは、自分に似ていると思ったからだと話します。
ユーリにとって、初めて友達になろうと言ってくれた人物です。
不器用だからこそ分かり合えることもあるんだろうなと思いました。
勇利が答えを探してるとき、黙ってても目がキラキラと輝いている (ヴィクトル・ニキフォロフ)
「こういう時は話しかけずにそっと様子をみよう」とコーチとしての一面をのぞかせます。
自由奔放なヴィクトルですが、きちんと人を見ていることが分かるシーンですね。
ずっとお守りが欲しかったんだ。僕がこれからファイナルでベストを尽くせるための。それと今までのお礼だから (勝生勇利)
勇利は、お守りとしてお揃いの指輪を買います。
お互いの薬指に指輪をはめるシーンが印象的でしたね。
勇利的には、やはりヴィクトルをびっくりされるためにも”普通のものではない何か”を考えての指輪なのかなと思いました。
ヴィクトルも「追い詰められたアスリートは時として全く予想もつかない行動をする」と分析していましたね。
この指輪は、ファイナルに臨む勇利にとって、ヴィクトルと一緒にリンクに立つことができる最高のお守りだと思います。
明日は勇利が1番好きだって言い切れるスケートを見せてね。俺が知ってる金メダルの近道なんてそれくらいだ。俺は勇利の決めたことを絶対信じるよ (ヴィクトル・ニキフォロフ)
自分を信じてくれる人が一番の理解者なのが、本当にいい師弟関係だなと思います。
自分の気持ちのおもむくままやっておいでと、背中を押してくれるヴィクトルに感動しました。
ヴィクトルも今まで自分の気持ちのままにやってきた経験からの言葉なのだと思います。
フィギュアスケート表現者として、気持ちは最も大切なのだと改めて感じました。
違うよ。これはエンゲージリングだから、金メダルで結婚だよ (ヴィクトル・ニキフォロフ)
選手たちが集まって食事をすることになりました。
お揃いの指輪をしていることで、結婚おめでとうと祝福されます。
なぜそうなる~(笑)
お守りだと、誤解を解こうと慌てふためく勇利をよそに、余裕の表情で肯定するヴィクトルに笑ってしまいました。
しかし、「金メダル」という言葉に反応して、みんなの表情は一瞬にして氷つきます。
そこに、空気を読んだのか読まなかったのか、「金メダルをとって結婚するのはJ.J.! 祝福できなくてメンゴメンゴ」とJ.J.が登場します。
一触即発な雰囲気を変えてくれてナイスでしたね。
J.J.の言葉には誰も反応せずスルーして帰るところも面白かったです。
「ユーリ オン アイス」名言集! 第11話
選手たちがそれぞれの調整をし、いよいよグランプリファイナルのショートプログラムが始まる第11話。
オープニングも特別バージョンで、ファイナリストの顔ぶれが映し出される演出に感激しました。
そして、テレビ放送さながらの映像と、フィギュアスケーターの織田信成さんが解説を担当していて、現実感のある回になっています。
勇利:ショートプログラムが完成したが、フリースケーティング未完成。
ユーリ:ショート未完成だが、フリー完成。
この正念場にどんな名言が出るのか、選手それぞれの想いと共にみていきましょう。
パーソナルベストを出してもJ.J.には勝てない。勝つためにどこまで限界を責められるかが、ファイナルを戦い抜く僕のモチベーションになるんだ。ヴィクトルだって見たいでしょ? 僕がGOE+3の4回転フリップおりたとこ! (勝生勇利)
必勝祈願のペアリングをつけて、リンクに立つ勇利とヴィクトルにほとんど言葉はありません。
言葉がなくてもそばにいるという気持ちが伝わってきました。
そして、成功率は低いが高得点を狙うために構成を変えてきました。
本気で金メダルをとるつもりでいることが伝わってきて、わたしも緊張しました。
勇利はもう自分で決めたことを迷ったりしない。それなのに俺の方が心臓破裂しそうだ (ヴィクトル・ニキフォロフ)
ヴィクトルの気持ちが分かりますね。
自分のことのように緊張するヴィクトルは勇利と一心同体です。
本気で頑張ってきたことを知っているからこそ、迷いのない勇利を応援し、ジャンプを成功させてほしいと願っているのだと思います。
いつだって新しい気持ちで走っていればみんな驚いてくれる。新しい強さは自分で作り出すしかない。ずっとそう思ってた。今は勇利を通して新しい感情が俺のなかになだれ込んでくる。勇利に与えるべきものはなんだろう (ヴィクトル・ニキフォロフ)
4回転フリップに果敢に挑んだ勇利でしたが、回転は足りているものの、手をついてしまいました。
97点台と高得点ですが、メダルをとるために100点台を取りたかったようです。
あそこでミスしなければと、悔しそうにしている勇利をみてヴィクトルは自分と重ね合わせます。
一心同体だからこそ勇利の気持ちが伝わってくるのでしょうね。
そしてコーチとして今後、勇利に対して何をすべきか考えます。
ヴィクトルもコーチとして成長しているのが分かりますね。
守るべき過去は何もない。ここがはじまりだから。真っ白なキャンバスに誰も見たことない絵を描く子どもみたいに。ワクワクしなきゃ勿体無い! (ピチィット・チュラノン)
”自分は頑張っても勝てない”と落ち込むのではなく、楽しまなきゃ勿体無いと考えられるのは凄いことだと思います。
本当に楽しい!ファイナルに出られて嬉しい!という気持ちが伝わってきて感動しました。
このピチィットくんの演技が勇利にも伝わります。
彼はたくさんの出会いの中、愛の入り口を感じたのではないかと思います。自分を支える愛は何なのか、探している時こそ人間は輝きます (リリア・バラノフスカヤ)
回想シーンでは、大好きなおじいちゃんやライバルの勇利、憧れのヴィクトルやいつも気にかけてくれた優子、友達になろうと言ってくれたオタベックたちが映し出されました。
そしてヤコフの目には、ユーリの美しい滑りに昔のヴィクトルが重なります。
反発することが多かったユーリが、いろんな人との関わりの中で、応援し合い成長したことが思い出されて涙が出ました。
リリアは厳しくも愛情をもってユーリを支えていたんだなと感じました。
ついに、ヴィクトルを超える世界歴代最高得点をたたき出し、ユーリのショートプログラムが完成しました。
ユーリは頭が真っ白になったと語るほど、雑念がない演技は圧巻でしたね。
ヴィクトルもユーリの演技を見て、何か思うことがあったような表情をしています。
ヴィクトルのいない初めてのシーズン。正直つまらないけど、だからこそ特別な試合にしてやるさ。ヴィクトル、そこで見てな。 (クリストフ・ジャコメッティ)
クリスは今までのスケート人生で、いつもヴィクトルが表彰台の上にいたことを思い出します。
「年齢的にもグランプリファイナルにまた何度もこられるわけじゃない」からこそ、今シーズンも大切にしたいという気持ちなのが分かりますね。
また、ヴィクトルに対して、一年無駄にしているぞと教えたかったのだと感じます。
ヴィクトルも戻りたいと思っているような表情に見えました。
追いつけない環境と圧倒的な才能。この人たちに出来ないことを見つけなきゃ、一生勝てない。正しい道を選ぶことが全てではない (オタベック・アルティン)
周りは自分よりも優秀な選手ばかりで、頑張っているのに成果が出ません。
自分には何が出来るのか、他の選手と違うことをしなければと悩み考えていたようです。
勇利のように環境が整っている選手もいれば、そうでない選手もいるんですよね。
優れた選手がやっていることは、正しいのかもしれないけれど、あえてその正しい道を選ばないと決めてやってきた覚悟が感じられます。
ジャンプの高さも圧倒的で見事でしたし、迷いなく滑っていて、とてもカッコ良かったです。
これが・・・ファイナルの魔物・・・J.J.は絶対に諦めないぜ! もちろん、俺は挑戦する方を選ぶ! (ジャン・ジャック・ルロワ)
「ユーリ オン アイス」名言集! 第12話
いよいよフィギュアスケートの頂点が決まる、運命のフリースケーティングです。
シリアスなシーンから始まった第12話。
勇利は、今大会で引退すると決めたこと、だからヴィクトルは選手に戻っていいよ話します。
相談もしないで一方的に決めたことにヴィクトルが泣いてしまいます。
勇利は、これ以上ヴィクトルの時間を奪えないと考えてのことだったのでしょう。
結局、グランプリファイナルが終わった後に、それぞれが結論を出すことになりました。
暗い雰囲気が漂う二人、そして各選手がそれぞれの想いを胸に最終滑走が始まります。
あんなに怒ったのは初めてだった…。まさに…翼の折れたJ.J.…。やめろ…! 拍手される価値なんて今の俺にはない。(ジャン・ジャック・ルロワ)
自分で「翼の折れたJ.J.」って(笑)
ショートプログラムでは、失敗したものの最後まで諦めないJ.J.を見せてくれましたが、やはり引きずっていたようですね。
フリーでも最初のジャンプを失敗してしまいます。
他の選手がミスすれば表彰台に上がれるかもしれないと一瞬思いましたが、「あわよくば勝つなんてJ.J.らしくなーい!」とジャンプを成功させます。
J.J.の気持ちを立て直す方法が、まさにナルシスト!
”俺は俺だから出来るんだ!”と根拠のない自信が、J.J.を支えているんだなと思いました。
スケートを始めてから、挫折を経験したことのないJ.J.は、今回自分にもできないことがあると感じ認めたうえで、自信を取り戻しています。
きっと、もっと強くなるだろうなと思わせる、力強いスケーティングで感動しました。
勇利。よく聞いて。これは今言うべきかすごく迷ったが、世界選手権5連覇の俺が休んでまでコーチしたのに、今まで金メダル1つ取れないってどういうこと? いつまで予行練習やってるつもりだい? (ヴィクトル・ニキフォロフ)
いよいよ勇利の番です。
勇利とヴィクトルのギクシャクした雰囲気が伝わってきて、どうなるのかと心配になりました。
滑走前、「勇利なら金メダル取れるよ、自分を信じて」と伝えます。
それに対して勇利は、「ヴィクトルにはヴィクトルでいてほしい、今さらコーチらしいこと言おうとしないでよ」と言いました。
それに答えるようにこの言葉を言います。
この時、ヴィクトルの目が揺れているんですよね。
勇利の気持ちをくんで、言いたくないけどあえて言った言葉かなと思いました。
”いつものヴィクトルだ”と勇利の顔に笑顔が戻ります。
僕の中にいるヴィクトルを見てて。ヴィクトルがコーチになってくれたことは無駄じゃない。それを証明できるのは世界中で僕しかいない (勝生勇利)
勇利の演技が始まったばかりで、もう泣きそうです。
予定している構成よりも難易度を上げ、しかもヴィクトルと同じにしたいと、勇利の覚悟が伝わってきます。
終わりたくない、でもコーチでいることは競技者としてのヴィクトルを奪っていることだと、葛藤している姿に胸が締め付けられました。
最後のジャンプは、ヴィクトルの代名詞、4回転フリップ!
見事に決めました!
曲の最後の最後まで気を抜かず、指先までヴィクトルを表現して最高にカッコ良かったです。
ノーミスで、最高のプログラムを完成させて、勇利本人もこみ上げるものを抑えられない姿に、観客も私も大号泣です。
考え事をしている時はミスすることの多い勇利が、ヴィクトルのことを考えている時は、とてもいいスケーティングを見せてくれるところも感動です。
ヴィクトルにも気持ちが伝わったようで、泣いていましたね。
勇利の点数はなんと、ヴィクトルの持つ歴代最高得点を超えました!
ふたりのユーリに俺の記録を抜かれたのは、振付師兼コーチとしては最高に嬉しいが、競技者としては最高に面白くないね (ヴィクトル・ニキフォロフ)
ヴィクトルの記録は、ショートでユーリに抜かれ、フリーで勇利に抜かれました。
この言葉を聞いて、選手として戻ることを決意したと勇利は感じましたね。
私は、みんながヴィクトルの復帰を望んでいた中で、ヴィクトルをリンクに引きずり出したのはふたりのユーリだということに感動しました。
でも勇利は引退を決めています。
今こそお前の舞台に駆け上がるときだ。全世界がお前を待っている。お前が何を望んでいたか忘れるな今こそ出発する時だ。お前の夢を満たせ、お前だけがそれを実現できるのだ。 (オタベック・アルティン)
オタベック自身が自分に言い聞かせている場面ですが、ユーリにもヴィクトルにも当てはまる言葉です。
オタベックの滑りは力強くて、自分の滑りをするという覚悟が感じられてカッコいいですね。
そして、場面変わってヴィクトルは驚きの行動をします。
ユーリ滑走前の大事な時間に、ヤコフに復帰宣言をしに行きます。
わざわざ急いでヤコフのところに行ったのは、ヴィクトルが自由人だからではないはずです。
ユーリに気づかせるためではないかと感じました。
ヴィクトルは勇利と話し合いましたが、”引退の意思を変えることはできなかった、ユーリ何とかしてくれないか”と。
そう考えると、オタベックの「お前の夢を満たせ、お前だけがそれを実現できるのだ」という言葉は、ユーリに対して3人が同じ大会で戦うことを望んでいる、勇利の引退を阻止できるのはお前だけだと聞こえるのです。
金メダル取れたら辞めんのか。ヴィクトルの点超えられたら他はどうでもいいのか。ふざけんな。ぶたに食わせる金メダルはねぇ! おまえの記録はいつか絶対俺が抜く。今引退したら一生後悔させてやるよ。バーカ (ユーリ・プリセツキー)
ヴィクトルが競技に復帰すると聞いて、真っ先に勇利が引退してしまうのではと考えるユーリに心が震えました。
回想シーンでは「散々ジャンプミスってんのに心をつかみにくるステップ、ノーミスで観たい。
どんな奴なんだろ?」と勇利に会いに行ったことが映し出されました。
それが第1話のユーリの初登場シーンにつながります。
ああ、ここにつながるのかと思って感動しました。
自分は勇利をライバルとして見ていたこと、でも勇利は違うのではないかと感じたからこそ、自分をライバル視させてやると思ったのではないでしょうか。
ユーリは、勇利の点にはおよびませんでしたが、自己最高得点をまた更新してショートとフリーの合計で勇利に勝って金メダルを獲得します。
プリマからは遠ざかったけれど、あなただけの新しい美しさに進化したわね。 (リリア・バラノフスカヤ)
眼差しがお母さんのような温かさを感じました。
リリアは時に厳しく指導しながら、急きょ構成を変えると言った時は、尊重して見守っていました。
選手を尊重して見守る姿勢は、ユーリを成長させ、更なる強さを導き出したと思います。
最後はリリアも泣きそうになっていて、私の涙腺も崩壊しました。
僕と一緒にあと1年競技生活、続けてください! 金メダル、絶対獲ります! (勝生勇利)
銀メダルを見せられたヴィクトルは、「金メダルじゃなきゃ~」とダメ出しします。
そして「勇利からなにか提案はないかな?俺がドキドキするようなの…あ、今なに考えた?」と言われ、勇利は意を決してヴィクトルに伝えました。
ヴィクトルからは、引退してほしくない、自分をもっと楽しませてほしいという気持ちが伝わってきます。
勇利自身も、最高のスケーティングをしたにもかかわらず、惜しくも銀メダルだったことや、ユーリに素晴らしい演技を見せられ、目標ができたことが理由だと思いました。
世界選手権5連覇くらいしてもらわなきゃ割に合わない (ヴィクトル・ニキフォロフ)
あと1年とは言わず、もっと一緒にやっていこうと伝えたのだと思います。
ヴィクトルの嬉しくて泣きそうな表情にまた涙しますね。
その後のエキシビションでは、ヴィクトルの昨年のテーマ「離れずにそばにいて」を二人で披露します。
ヴィクトルがコーチをするきっかけになったプログラムを、今度はヴィクトルと一緒に滑っていて、もう…涙が…。
私にとって、この作品一番の心震える感動シーンです。
勇利は、笑顔でヴィクトルとユーリのところに拠点を移したようです。
今後の3人をもっと見てみたいなと強く思いました。
まとめ
「ユーリ!!! on ICE」の名言はいかがだったでしょうか?
フィギュアスケートに対する情熱から生まれた名言が、成長や挑戦の重要性を強調し、私たち視聴者に勇気を与えてくれましたね。
たくさんの選手たちが登場して、それぞれが自分自身を見つめ直し、成長していく姿に感動しました。
また、友情や競争が織り交ぜられていて面白いアニメだなと思います。
リピートしたくなる作品ですので、ぜひこの機会に見直してみてください。
同じフィギュアスケートのアニメ漫画「メダリスト」の名言をまとめた記事もありますので、良かったらご覧ください。


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