映画「サマーウォーズ」ご覧になりましたか?
私は何度も見ています!
やはり見るたびに感動しますね。
今回は、私の大好きな映画『サマーウォーズ』の重要人物、陣内 侘助(じんのうち わびすけ)の名言を紹介します。
侘助の登場は、不器用ながらも、家族の絆や愛の重要性を再認識させてくれます。
家族への愛を持ち続けた侘助の名言をまとめました。
あなたの心に響く言葉が見つかると嬉しいです。
*ネタバレを含みます。
🎊発表🎊
細田守 監督作
8月1日『#サマーウォーズ』田舎の大家族が世界の危機に立ち向かう!#今年の夏はサマーウォーズ pic.twitter.com/4gk0lV8lCC
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) July 10, 2025
- 『サマーウォーズ』侘助の紹介と名言の背景
- 『サマーウォーズ』侘助の心に残る名言集!
- 何で一族勢ぞろいなんだ?
- よう、ババア。まだ生きてたか
- へへッ、その分じゃ100まで くたばらねえな
- メシなんて要らねえよ
- 勝ち逃げは俺の信条
- なぜって、そりゃ… そいつの開発者、俺だもん
- 俺のやったことはただ1つ。機械にものを知りたいという機能、つまり知識欲を与えただけだ。
- 今まで迷惑かけてごめんな。挽回しようと思って俺頑張ったんだよ。この家に胸張って帰ってこれるようにさ。
- ジジイが生きてた頃以上の大金がこの家に入るんだぜ。これもばあちゃんのおかげさ。なんたってばあちゃんにもらったカネのおかげで独自開発できたんだから。
- 帰ってくるんじゃなかった
- 俺は戻らないよ。ばあさんがあの家にいるかぎり絶対に戻らない
- うっ…ばあちゃん!ばあちゃん!
- ばあちゃん、ただいま
- 花札とは、うちらしい戦い方じゃないか
- 奴の守備力をゼロにした!奴をたたけ!
- まとめ
『サマーウォーズ』侘助の紹介と名言の背景
陣内侘助(じんのうち わびすけ)は、栄おばあちゃんの夫で入り婿「陣内徳衛」の隠し子です。
小さいころに栄に引き取られ、養子となりました。
10年前、一族の資産を持ち出したまま行方がわからなくなっていましたが、栄おばあちゃんの誕生日前に、突然姿を見せます。
口の悪さと、その態度から親族から好かれていません。
天才的な頭脳を持ち、AIプログラム「ラブマシーン」を開発してアメリカの国防総省に売ったことが騒動の発端になりました。
侘助の名言の背景
侘助は、家族とは不仲です。
これは養子であることと、山を勝手に売って資産を持ち出したことで、よく思われていないのが原因ではないかと思います。
それを自分でも気づいているため、家族に認めてもらいたいと思う反面、素直になれず反抗して生きてきたのかなと感じます。
また素行の悪さが目立ち、彼の発する言葉からは、とげとげしさが伝わります。
一方で侘助は栄おばあちゃんを慕い、喜ばせようと行動していることが言葉からも伝わってきます。
家族に認めてもらいたいと言いつつ、言動が空回りしていますね。
家族との繋がりを求め、その気持ちを持ち続けた不器用な愛が、今回の事件を引き起こしてしまいました。
侘助の言葉には、葛藤と家族の仲間に入りたいという不器用な愛の形が、現れています。
『サマーウォーズ』侘助の心に残る名言集!
ここからは、家族への愛を不器用ながらも持ち続けた、侘助の名言を紹介します。
何で一族勢ぞろいなんだ?
侘助の初登場シーンです。
過去の言動から家族との間に確執があるため、歓迎されていない様子ですね。
侘助のこの言葉は本当に知らなくて言ったのではなく、ちょっと反抗したくなる気持ちからの言葉かなと感じました。
隠し子ですし養子ですから、引き取られたときの微妙な家族の雰囲気を感じとって素直になれなかったのかなと推察します。
そして、報告したいことがあって、わざとこの日を選んだのだと思います。
よう、ババア。まだ生きてたか
声のトーンからも、おばあちゃんの元気な姿を見ることができて、何だか安心しているように感じました。
間に合ったと言わんばかりに。
へへッ、その分じゃ100まで くたばらねえな
この憎まれ口のやり取りが、侘助にとっては”嬉しい”と思っているように感じました。
メシなんて要らねえよ
とても大事なシーンだと思います。
栄おばあちゃんは、「いちばんいけないのは、おなかがすいてることと、独りでいること」という考えを持っていました。
”みんなで集まってご飯を食べること”が家族なんだと。
そういう思いもあって、侘助が現れ家族みんなが揃ったから、「ごはんを食べたか」と聞いたのだと思います。
しかし侘助が返した言葉は、「メシなんて要らねえよ」でした。
侘助には、家族とは何かがまだ分かっていないのだとわかりますね。
勝ち逃げは俺の信条
夏希はもっと白熱した戦いを続けたかったようですが、侘助は攻めずに勝ちを取ります。
勝っているうちに止めれば絶対負けないですもんね。
なぜって、そりゃ… そいつの開発者、俺だもん
健二がパスワードの解読に成功しますが、まだ”ラブマシーン”を倒せたわけではありません。
しかし佳主馬は、「情報を共有して力を合わせれば止められる」と言います。
そんな自信をへし折るかのように、侘助が「残念だけど、それは無理だね」と言いました。
初めて鑑賞した時はびっくりしましたね。
侘助が元凶かよって。
そもそも、AIを対策もなしに開発してしまったのはよくなかったですし、それを悪びれる訳でもなく言ったのも驚きました。
俺のやったことはただ1つ。機械にものを知りたいという機能、つまり知識欲を与えただけだ。
「ただ1つ」って軽く言ってますが、すごいことしてますよね。
侘助は開発しただけで、実験を行ったわけではありません。
しかし、侘助の開発したのは自分の利益のためであり、人に迷惑がかかるよくないものです。
今回のOZの混乱自体は、国防総省がAIを使って実験をしたことによるもので、侘助自身は悪くはないのですが、開発するなら同時に、しっかりと対策も準備しておくべきでしたね。
頼彦と克彦も、どれだけの人が被害に遭ったか、どれだけの人に迷惑がかかったか、子供みたいに言い逃れするなと言ったのは、そういうことだと思います。
今まで迷惑かけてごめんな。挽回しようと思って俺頑張ったんだよ。この家に胸張って帰ってこれるようにさ。
切なくなるシーンですね。
侘助なりに考えてのことだったのでしょうが、行いが裏目に出てしまいました。
自分が隠し子だという負い目もあったのだと思いますが、おばあちゃんに恩返しがしたい、みんなに認めてもらいたいと、ずっと考えて生きてきたんだなと感じました。
東大を出たのも認めて欲しくてたくさん勉強したのかなと思うと苦しくなります。
好きで隠し子になったわけではないし、その件については、侘助は悪くないんですよね。
ジジイが生きてた頃以上の大金がこの家に入るんだぜ。これもばあちゃんのおかげさ。なんたってばあちゃんにもらったカネのおかげで独自開発できたんだから。
この言葉を聞いて、栄おばあちゃんは怒って侘助に薙刀で切りかかります。
侘助にとってじいちゃんは、父親ですが、陣内家にとっては一族の恥です。
おばあちゃんが怒ったのはそれだけではなく、自分が渡したお金が人に迷惑をかけることになってしまったことが何よりも許せなかったのだと思います。
しかし、侘助は「俺が開発した」「これで大金が入る」「家族のためになるだろう」と思っていたのは浅い考えで、まるで子供のようでしたね。
帰ってくるんじゃなかった
隠し子という立場だったことや、山を売ったりした負い目があり、帰りたくないなと思ったこともあるでしょう。
でも認められたくて帰ってきたのに、認めてもらえなかった悔しさと悲しさからの言葉だと感じました。
俺は戻らないよ。ばあさんがあの家にいるかぎり絶対に戻らない
侘助は、翔太の車を奪って家を出たあと、当てもなくふらついていました。
まだおばあちゃんが亡くなったことは知りませんでした。
夏希は侘助のパスワードを解いて電話をかけます。
そのパスワードは、栄おばあちゃんの誕生日でした。
誕生日を知らなかったなんて嘘で、やはりおばあちゃんのことを思ってあの日に帰ってきていたんだなと分かるシーンです。
うっ…ばあちゃん!ばあちゃん!
OZの混乱のせいで、おばあちゃんの心臓のデータが正しく送信されておらず、弱っていたことに誰も気づけませんでした。
侘助が到着する前に、栄おばあちゃんの手紙(遺言)を読むシーンがあります。
何度見ても涙が出る、大号泣シーンです。
そして侘助が到着し、「ばあちゃん!」と呼ぶシーンも涙腺が崩壊しているところに追い打ちをかけます。
侘助がおばあちゃんを心から慕っていたのがよくわかりましたね。
ばあちゃん、ただいま
落ち着いた様子で、おばあちゃんに話しかけていましたね。
意地を張らずに、やっと言えたこの言葉にまた涙です。
侘助だけでなく、家族みんながおばあちゃんの手紙から家族の大切さと、力を合わせることが一番重要だと一致団結します。
花札とは、うちらしい戦い方じゃないか
みんなでご飯を食べながら、OZの暴走を止めるべく話し合うシーンです。
侘助は、開発者としてAIの解体作業をすると言います。
初めて全員で食卓を囲んだところは、感動しましたし、私の心に強く残りました。
健二の友達の佐久間もリモートのパソコン前で一緒にご飯を食べていて、家族も同然でこれも感動しました。
血の繋がりだけでなく、みんなで戦うんだというのが伝わってきましたね。
そして話し合いの末、ゲームが好きなAIに対し、花札で勝負することに決めます。
ちなみに、みんなガラケーとDSですね。
シリアスなシーンからの、このドキドキの展開が魅力的で面白い作品です。
奴の守備力をゼロにした!奴をたたけ!
衛星の墜落の軌道を少しでも変えようと、健二がパスワードを解読してシステムに入ろうとしますが、そのたびにAIにパスワードを変えられ邪魔をされます。
そこでAIの解体作業をしていた侘助は、守備力をゼロにすることに成功し、佳主馬に戦うように指示を出しました。
ハラハラドキドキの展開です。
佳主馬がAIをやっつけて、健二はパスワードを解読してあの有名なセリフ「よろしくお願いしまーすっ!」と言い送信します。
なんとか衛星あらわしの軌道をずらすことに成功し、陣内家の直撃は免れましたが、かなり家屋がボロボロになりました。
手に汗にぎる展開でしたね。
怪我の功名といいますか、源泉が湧き出ました。
まとめ
侘助の名言をみてきましたが、いかがだったでしょうか。
物語の中で重要な役割を果たす侘助の言葉や行動、愛の形は、家族の絆を強める要素として機能し、私たちに感動を与えてくれましたね。
最後侘助は、AIを開発したと名乗り出て、けじめをつけました。
これも家族に認めてもらえたこと、侘助が成長できたことが大きいと感じます。
不器用ながらも家族を思い続けた侘助と、家族みんなが末永く幸せに暮らせたらいいなと思います。
『サマーウォーズ』は度々金曜ロードショーでも放送しますし、Amazonプライムビデオなどの配信サービスで見ることができますよ。
この機会にぜひご覧ください。
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