『紅の豚』に登場するカーチスは、主人公ポルコの最大のライバルです。
惚れっぽい性格で、美しい女性を手当たり次第に口説こうとします。
ですが、紳士的でなんだか憎めない敵キャラです。
ここでは、大きな野望を抱いている実力者、カーチスの名言を紹介します。
心に残るかっこいい名言を探してみてください。
金曜よる9️⃣時⏰
🐽#紅の豚🥃#宮﨑駿🎬監督が自らを投影したと言われる主人公が
躍動感たっぷりに空を飛び回る冒険活劇‼️美しいアドリア海🌊を舞台に縦横無尽に繰り広げる空中戦は
宮﨑駿監督の真骨頂が炸裂💥
カッコいいとは何かを突き詰めた珠玉の名作✨
ぜひご覧下さい🤗#スタジオジブリ… pic.twitter.com/6FzN3EbDKJ— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) May 7, 2025
- 「紅の豚」カーチスの名言集!
- 美しい…
- 歌は静かに聴くんだ
- 名声と金を運んでくる幸運のガラガラ蛇さ
- スピードだけじゃねえ、空中戦でも強いぜ
- ここらじゃ、ポルコ・ロッソとかいう豚が名を売ってるそうじゃねえか。
- あーあ、取り乱しちゃって、まあ
- 豚!!
- 一対一だ!勝負しろ!
- 当たった!
- これで俺も有名人だ
- 手ぶらで戻っちゃ、奴ら信用しねえからな
- この軽薄な赤、間違いねえ
- まさに秘密の花園に咲く、一輪のバラ
- ジーナ、一緒にハリウッドに行こう
- 空賊の用心棒なぞ、金と名声へのほんのワン・ステップさ
- 俺はマジだぜ
- まさか…賭けってあの野郎のことなのか?
- …ぼく!?
- 俺は逃げも隠れもしないぜ
- リターンマッチをしたいんだろ?だがな、一度はついた勝負だ、俺はもう、この連中の用心棒じゃねえ。
- 俺が勝ったら、俺と結婚するか?
- 愛する者のためだ、喜んで戦うぜ
- 心配するな、おふくろの話じゃ、ホレるより慣れだってよ
- これで俺の名声がますます上がるってもんよ
- 無駄ダマ撃たせようったってその手にはのらねえぞ
- テメエ、おちょくるきか?撃ってこい!さてはマシンガンがイカレやがったな、ザマアミロ!
- 舐めやがって、しっかりついて来い、豚野郎
- ゲンコツで来い
- ノシ豚にしてやるぜ
- ジーナはテメエに惚れてんだ。彼女は、オメエが来るのをなあ、ずっと庭で待ってんだぞ!
- わかんねえな、このバカが…
- 次は賭けじゃなくて正式に申し込みに行くぜ
- ああ!?オメエその顔、待てよ、おいっ!顔みせろって!ちょっとだけ
- まとめ
「紅の豚」カーチスの名言集!
ここでは、ドナルド・カーチスの名言を紹介します。
美しい…
カーチスは作中、3回もこの言葉を言っています。
1回目は、ホテル・アドリアーノでジーナを見た時です。
ホテル・アドリアーノで空賊の話し合いに、用心棒として来たカーチスの初登場シーンです。
2回目は、ジーナのプライベートな庭に忍び込んでジーナを見た時。
3回目は、ポルコのアジトでフィオを見た時です。
惚れっぽい性格ですね。
手当たり次第に口説きますが、ことごとく玉砕するところが憎めないところです。
歌は静かに聴くんだ
ジーナの歌を聞き入っていたカーチスでしたが、ポルコの登場で新聞社の男たちが取材を始めてしまい、うるさくて歌の邪魔になっていたために言いました。
めちゃくちゃ怒っている顔で近づき、静かに怒ります。
そして男2人を軽々と持ち上げるほどの腕力をもっています。
怒っていても冷静に対応していて、腕力もあってカッコいいです。
名声と金を運んでくる幸運のガラガラ蛇さ
カーチスの人柄がにじみ出ている言葉だと思います。
カーチスといえば惚れっぽい性格で、ジーナやフィオを次々と口説くも玉砕していますが、飛行機の腕はポルコも認めるほどです。
野望のために、名声と金を意識しているのが伝わるセリフですね。
現在のアメリカ空軍でもガラガラヘビの旗が使われています。
スピードだけじゃねえ、空中戦でも強いぜ
ここでいうレースとは、水上の最速を決めるレースのことです。
飛行艇の性能だけじゃなく、自分の腕にも自信があるように聞こえますね。
この言葉の通り、最後ポルコとの空中戦でも引けを取らない戦いをみせていました。
ここらじゃ、ポルコ・ロッソとかいう豚が名を売ってるそうじゃねえか。
ポルコ・ロッソ=赤い豚という意味で、空賊たちが付けたあだ名です。
イタリアでは侮辱する意味が込められています。
それをわざわざ本人に言うとは、挑発のなにものでもないですよね。
「空賊どもと手を組むなら気をつけろよ、若えの」とポルコに忠告されますが、気にしていない様です。
自分の腕に相当自信があるのでしょう。
カーチスは、”アドリア海のエース”のポルコの名声が欲しいと思っていました。
豚なんかに負けるかと思っていたのかもしれません。
あーあ、取り乱しちゃって、まあ
空賊連合に頼まれて手を貸したカーチスは、用心棒として豪華客船襲撃に協力していました。
このセリフは、護衛艇がいたことに驚き、バラバラになってしまった空賊たちを見て言いました。
余裕のある言い方で、相当自信がある様子がうかがえますね。
「よーし、待ってろー!」と言い、太陽の光の中に飛行艇を隠しているところから、一気に急降下し敵を撃破するという技術で空賊連合を助けます。
腕は確かなようで、カーチスのカッコいいシーンです。
このあと、カーチスの働きにより、豪華客船の金品を奪い、ラジオでポルコに宣戦布告します。
豚!!
ポルコを見つけて嬉しそうです。
名声のため、自分の実力を試すため、戦ってみたかったのでしょうね。
しかし、年上男性に対して呼び捨てとはいけませんね。
嬉しくて呼んでしまったのでしょう。
一対一だ!勝負しろ!
なんとしても勝負したくて追いかけます。
ポルコは豚ですが、1人の男として正々堂々と勝負を挑んだのだと思います。
キザなカーチスの、男としてのカッコいいシーンですね。
でもポルコはエンジンのご機嫌を取らないといけないくらい不調で、それどころじゃないのです。
雲の中に逃げこんだポルコに「逃げるな、みんなに言いふらしちゃうぞー!」と言います。
当たった!
逃げるポルコを見て、戦う気がないのがわかり先制攻撃をします。
名声と名誉を得るためには、このチャンスを逃すわけにはいきません。
カーチスは機関銃で攻撃しますが、実際は弾は当たってません。
エンジンが故障し、爆発しただけなのですが、めちゃくちゃ嬉しそうな「当たった!」です。
ポルコの実力を噂でしか聞いたことのないカーチスは、自分の腕に自信がありつつも、ドキドキして緊張もしていたのでしょうね。
これで俺も有名人だ
アドリア海のエースを倒したことで、有名人決定です。
野望への第一歩ですね。
多くの人から尊敬され、評価されたいという気持ちが伝わってきます。
ポルコに戦う気がないのは残念ですが、この際関係ありません。
有名になるのが大切だったのです。
手ぶらで戻っちゃ、奴ら信用しねえからな
確実に有名になるための証拠も忘れない、抜かりない性格ですね。
見つけて「あった!」と、子供が大好きなものを見つけたときのような顔が印象的です。
めちゃくちゃ嬉しそうです。
この軽薄な赤、間違いねえ
「アラバマのおふくろにいい土産ができたぜ」と誇らしげです。
カーチスは、なぜ軽薄な赤と言ったのでしょうか?
「ポルコ・ロッソ」=直訳すると赤い豚ですが、イタリアでは「卑猥な男」「豚野郎」のように人を罵る意味があるそうです。
そして、赤は共産主義の象徴色で、アメリカで行われていた共産主義者追放運動を「赤狩り」と呼んだそうです。
この時代のイタリアもファシズム(全体主義)の時代で、独裁者的で暴力による政治が行われていました。
そのこともあってこういうセリフを言ったのかなの思います。
時代背景もしっかり盛り込んであり、さすがジブリ作品、すごいですね。
まさに秘密の花園に咲く、一輪のバラ
「いけない人」とジーナに怒られますが、カーチスは想定内といった感じですね。
セリフもですが、立ち方もキザな感じでカッコイイ雰囲気が出ています。
どうしてもジーナに見てほしい手紙をもってきました。
ハリウッド映画の脚本と出演についての話しです。
題名は「アドリア海の花束」というもので、この名言からも、きっとジーナが関係しているのかなと予想できますね。
ジーナに「素敵じゃない」と褒められたことから「本当?じゃ決まりだな」と強引に話を進めようとする、空気の読めない男でもあります(笑)
ジーナ、一緒にハリウッドに行こう
プロポーズですね。
1度目のプロポーズはジーナ曰、初対面で結婚しようと言って相手にされなかったようですが、今回は直球をさけ、言い方を変えたようです。
惚れたらすぐに想いを伝える性格ですね。
空賊の用心棒なぞ、金と名声へのほんのワン・ステップさ
ジーナに「素敵じゃない」と褒められたこともあって、自分の気持ちを素直に話していますね。
カーチスが「次はハリウッドの大スターだ」と言い、ジーナに「その次は?」と聞かれ、「大統領!」と答えています。
ジーナに笑われて、本気にされてないのが伝わってきますね。
でもカーチスは真剣です。
名声と金を手に入れ、いずれは大統領になりたいと思っていたのです。
そのために、アメリカから渡ってきたのでしょう。
計画的に自分の将来設計を考えていてすごい人です。
野望があるのはカッコいいですね。
俺はマジだぜ
「俺はマジだぜ、ジーナを必ず大統領夫人にしてみせる」と言います。
「私あなたのそういうバカっぽいところ好き」と言われ、「本当?」と本気にしてニコニコします。
ちょっとカワイイんですよね、こういう男性を好きになる女性もきっといます。
ですが「でもダメ、私、いま賭けをしてるから、私がこの庭にいる時その人が訪ねてきたら今度こそ愛そうって賭けしてるの」と、振られてしまいます。
カーチスの「俺はマジだぜ」は、作中2回言っています。
1回目はジーナに対して、2回目はフィオに言いました。
「俺が勝ったら、俺と結婚するか?俺はマジだぜ」と言います。
誰でもというわけではなくとも、すぐマジだぜと口説くのは信用できませんよね。
こういうところがポルコとの違いなのかなと思いました。
でも憎めないキャラなのが、いいんですよね。
まさか…賭けってあの野郎のことなのか?
ジーナと話しをしているとき、プロペラの音が聞こえ、紅の飛行艇が何度も廻旋しジーナに無事戻ったことを知らせました。
カーチスは「あの野郎、戻って来やがった」と言います。
ポルコは庭に降りずに行ってしまいました。
「降りないで行ってしまったわ。また賭けに負けちゃった」とジーナが言ったことにびっくりします。
なんでよりによって豚なんだよと思ったことでしょう。
一度はポルコに勝ってるわけですし、自分は人間でイケメンで、名声も金も自分のほうがあると思ったと思います。
それでも振られてしまい、ショックだったと思います。
…ぼく!?
ショックを受けたリアクションですね。
ジーナは「ここではあなたのお国より人生がもうちょっと複雑なの、ハリウッドへはぼく一人だけで行きなさいね」と言います。
ジーナとポルコの間には自分が入る隙間がない複雑な事情があるのだろうと、カーチスは感じたのではないでしょうか。
「ぼく」と聞くと、カーチスの年齢が気になりますね。
ジーナの「ぼく」や、36歳のポルコから「若えの」と言われていることから、カーチスは20代から30代前半なのだと思います。
俺は逃げも隠れもしないぜ
高い所から飛んでしっかり着地しているので、運動神経もいいみたいですね。
リターンマッチをしたいんだろ?だがな、一度はついた勝負だ、俺はもう、この連中の用心棒じゃねえ。
この一度はついた勝負というのは、ポルコからしたら清々堂々としたものではありませんでした。
ポルコの飛行艇はエンジンのトラブルで、修理に向かう途中だったからです。
でもポルコは自分の負けを認めて、今度はちゃんと戦うために自分の名誉と誇りのために多額の借金までして戻ってきました。
それを聞いていたので、仕方ないから条件次第ではやらないこともないと言ったのです。
ここにきて悪役なかっこいい感じが出ましたね。
俺が勝ったら、俺と結婚するか?
リターンマッチを受けてやる変わりという状況なので、強気な態度ですね。
一目惚れするとすぐに結婚を申し込むんですよね。
ジーナにも言っていましたが、ジーナのことは潔く諦めているところがカッコいいところです。
愛する者のためだ、喜んで戦うぜ
リターンマッチを受ける代わりに、フィオをお嫁さんのすることを条件としました。
そして、自分が負けたらピッコロ社へのローンを全部肩代わりすることを承諾します。
高い請求金額ですが、フィオのために戦うと宣言します。
愛のために戦うと言ったところが、すごくカッコイイです。
心配するな、おふくろの話じゃ、ホレるより慣れだってよ
「終ったらすぐ協会に行くからな」と勝つ気満々でカッコイイです。
そして、結婚に関しては意外と現実的な考えなんですね(笑)
これで俺の名声がますます上がるってもんよ
自信満々な感じがカッコいいですね。
自分の野望のために名声は必要だといつも考えているのが伝わってきます。
無駄ダマ撃たせようったってその手にはのらねえぞ
テメエ、おちょくるきか?撃ってこい!さてはマシンガンがイカレやがったな、ザマアミロ!
確実に仕留めようと近づき狙いを定めて撃ちますが、ポルコが急上昇し、ひねりこみというアドリア海のエースの得意技で後ろを取られてしまいます。
しかし、ポルコは一発も撃ってきません。
ポルコとのタイマン勝負を楽しみにして、勝つ気満々でいたカーチスにとっては、おちょくられていると思ったのでしょう。
ザマアミロと挑発しておいて、機関銃を撃たれていて面白い展開です。
舐めやがって、しっかりついて来い、豚野郎
レースでも早い飛行艇に乗った、実力者カーチスもポルコに負けてない所を見せます。
しっかりついて来いという言葉も男らしくてカッコいいセリフですね。
ゲンコツで来い
飛行艇での勝負がつかず、艇から降りてきた2人は、殴り合いの勝負を始めます。
ゲンコツって、握りこぶしと豚の大腿骨とかけていて、宮崎駿監督の遊び心だと私は思いました。
お互い殴られて海に沈んで出てきた時に、鼻と口からダバーっと水が出てくるのが面白くて好きなシーンです。
ノシ豚にしてやるぜ
笑えるくらいボロボロです。
この「ノシ豚」は、「のし鶏」をもじって言っているのかなと思いました。
「のし鶏」は、鶏ミンチに卵や調味料を加え、焼いたもので、和風のミートローフ風料理で、松風焼きとも呼ばれ、おせち料理です。
意味は隠し事なく、正直な生き方ができるようにとの願いが込められています。
切ない恋物語から由来するものです。
カーチスのノシ豚とは、ただのミンチ豚の意味だけじゃなく、ポルコのジーナに対して正直に生きてほしいと願っていたとしたら、とても男らしくてカッコイイですよね。
ジーナはテメエに惚れてんだ。彼女は、オメエが来るのをなあ、ずっと庭で待ってんだぞ!
カーチスは、ジーナの庭に忍び込み一緒にハリウッドへ行こうと口説きましたが、ジーナはポルコのことが好きだと知ってしまいます。
それに気づいていないポルコに対してカーチスの痛烈なパンチと共に言い放ちます。
好きだった女性の幸せを願っての言葉だと思います。
カーチス、かっこいいですね。
わかんねえな、このバカが…
ジーナはこんな頑固者を好きなのかと思ったことでしょう。
呆れた気持ちがにじみ出ていますね。
「デマじゃねえっつーのに‼」と再度伝えますが、「フィオはやらねえ」と話しをそらします。
そんなかみ合わないやり取りを表すように、二人のパンチもお互い当たりません。
次は賭けじゃなくて正式に申し込みに行くぜ
ああ!?オメエその顔、待てよ、おいっ!顔みせろって!ちょっとだけ
決戦が終わりのいろんなやり取りのシーンが個人的に好きところです。
映像には顔は映ってませんが、カーチスのこの言葉で、もしかしたらポルコが人間に戻ってる?と想像できます。
「お前の艇はそっちだろう」と言われても諦めないでついて行って、かわいいシーンです。
ジーナの好きな人の顔は見ておきたかったでしょうね。
まとめ
カーチスの名言を見てきましたが、いかがだったでしょうか。
大きな野望をもった男カーチスは、多くの人から尊敬され、評価されたいという気持ちをもっていましたね。
何の確証もない自信ですが、とても堂々としていて、野望のために行動している姿はカッコイイと思いました。
人情に厚く、女性には弱いお茶目なところもカーチスの魅力です。
「紅の豚」は、主人公だけでなく皆それぞれの思いが交差する物語だと思います。
この作品には、他にもたくさんの名言があります。
「紅の豚」の主人公ポルコの名言もまとめていますので、よかったらご覧ください。

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